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Ashikari亭の与太話

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2014年 01月 25日

NeoBalladというテクノ民謡

NeoBalladの『02 〜黄金の里〜』というCDを最近よく聴いております。
   
01.南部俵積み唄[青森民謡]
02.秋田音頭[秋田民謡]
03.南部牛追い唄[岩手民謡] 
04.ソーラン節[北海道民謡] 
05.津軽タント節[青森民謡] 
06.相馬盆唄[福島民謡] 
07.さんさ時雨[宮城民謡]
08.花笠音頭[山形民謡]
09.会津磐梯山[福島民謡] 
10.炭坑節[福岡民謡]

きっかけはNHKFMのサバトセーラというローカル番組だったと思います。
ユニット名である『NeoBallad』はその名のとおり、
Neo(=新しい)とBallad(=民謡)を組み合わせた言葉だそうな。

東北のyosakoi楽曲をよく聴く自分にとっては
民謡の現代アレンジというのはわりとジャンルも近く、馴染みやすい世界でした。
面白かったのは01南部俵積み唄、04ソーラン節、09会津磐梯山あたり。

俵積み唄って馬花道さんのオリジナル曲の中で毎回使われていますので、
現代アレンジの民謡として耳にする機会は多い曲だったりします。
そんな中でアレンジの方向性やボーカルの声質・総合的なクオリティを聞き比べると非常に興味深かったです。

正調の俵積みってサビに行くまでが長いんでしたっけ?(青森の名物司会者横山さん談)
おなじみのフレーズがすぐに耳に入り、それと判るのはつかみとして大事というか助かりますね^_^)

ソーラン節もおなじみですがこちらの印象はかなり異質でした。
「どんなに離れていても必ず君へ帰ると 吹き荒れる風壁打つ夜も貴方の帰りを待ってる」
など詞章が追加されており、なんと、女唄に換骨奪胎されてるじゃないですか(!)
俵積みを同質性の中の聴き比べとするとこちらはギャップを楽しむような聴き方になりました。
斬新さにおいてこの曲が一番のツボ。お気に入りです。

会津磐梯山、曲名と中身が一致してなかったんですが
「♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?」という有名なあれでした。
(小原庄助さんって民謡の登場人物としては日本一有名じゃなかろうか)
音楽については言い表すボキャブラリーを持っていないのですけど、
なんというか、アレンジと合いの手が斬新かつ絶妙な脱力系(?)でした。

個人的なウォッチ範囲で思うことなんですが、
地元民謡を入れることが条件とされる”地方のyosakoi(ヤートセ含む)”において
実際に使用される曲ってわりと限定されている印象があるのですが、
このCDを聴いてみて、民謡という素材にはもっと広がりがあるんだなと。

秋田なんて民謡王国と言われるお国柄ですから、
ヤートセ関係各位にあられましてはもっといろいろ掘り出して欲しいという願望を持ちましたですね^_^)




by ashikari_55honz | 2014-01-25 17:30 | yosaカメ・ウォッチャー


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